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2011.11.08 Tuesday

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空飛ぶタイヤ

2007.06.22 Friday 22:49

池井戸潤「空飛ぶタイヤ」読了。
はじまりはひとつの自動車事故。タイヤの脱輪で死傷事件を起こしてしまった中小運送会社は、過失致死で起訴寸前に追い込まれる。事故原因は整備不良――果たしてそれは真実か?みたいな話。

す、すごい面白かった…!!今のところ今年一番の出会いです。とはいえ今年は全然読書してないんだけどさ。
これは三菱自動車+ふそうのリコール隠し事件を題材にした経済小説で、訴えられないのか…?と心配になるぐらいにあからさまに三菱グループをモデルにしています。(作中ではホープ自動車)
整備不良の濡れ衣を着せられた運送会社社長が果敢に超巨大企業に挑む、と言うのが大筋なんだけど、ホープ内の派閥争やグループ会社との関係、銀行の駆け引きなんかが生々しくて、非常にわくわくしました。池井戸さんは三菱銀行の出身らしい。なるほど…。
話には勧善懲悪・難波節。さりげにホロリとしてみたり。
モデルがあるだけに最初からオチは解ってるんだけど、一気に読めてしまう。ニ段組500P以上と言う厚さも全く苦にならない。久々に読書で夜更かししてしまいました。

最近、売れてる本はこじんまりと纏まったゆるい和み系小説が多くて、私も元々純文学が好きだしわりとそういう本を読みがちなんだけど、久々に娯楽エンタテイメントここにあり!みたいな小説を読みました。読書の楽しさを堪能できるオススメの一冊!

| yuki | 読書日記 | - | - |

THE 有頂天ホテル

2007.06.03 Sunday 20:13

深夜1時過ぎからDVDで「有頂天ホテル」鑑賞。
ちょっと落ち込み気味だったので軽いコメディが見たかったのです。

The三谷!という感じのスプラスティックコメディでした。
三谷お得意の群像劇。群像劇と言えば、三谷幸喜かアルトマンか、って感じですかね(褒めすぎじゃ)
物語は年末の老舗ホテルで起こる、小さな事件の連続でひとつの物語を形作ると言うもの。それぞれのエピソードがちょっと意地悪で、でも笑えて、最後はほんわり終われるという。後味抜群、落ち込んだときにドウゾ!って映画でした。

俳優人がそうそうたる面々で、誰をとっても主役クラスの役者ばかり。脇役にいたるまで三谷ファミリー総出演。主役は一応役所公司扮するホテルの副支配人なんだけれど、香取慎吾、佐藤浩市なんかも非常によかったです。でも私が一番好きだったのはもちろん篠原涼子です。か、かわいい。色っぽい。こんなコールガールがいたら、私は部屋に呼びますよ!(女だけどさ)

とにかくエピソードが多くて、確かに未整理な感じもあるけれど、その雑多な感じが私はよかったです。歳末大忙し!な雰囲気で。

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